Interview

2005/ Yuji Hata

秦くんのインタビューをなるべく集めてみました。
無断転載ですみません・・・。

 2005.9.17 若き王者たち
【今日のピッチングを振り返っていかがですか?】
二軍では久しぶりの先発だったのですが、一軍で不甲斐ないピッチングをしてしまったという事もあり、とても気合いが入りました。
結果を出したいという気持ちを強くもって投げていたので、勝てて良かったです。

【一軍での登板を振り返っていかがですか?】
初めて3ヶ月という長い期間一軍に居たのですが、やはりもっと自分が実力を付けなければいけないという事を痛感しました。
勝ち星を挙げることはできましたが、それまでの間隔がとても長かったので、次は間隔を空けずに勝ち星を挙げられるように頑張りたいです。

【今シーズン成長した部分はありますか?】
特別な事ではないのですが、やはり去年から続けてきたものが継続できているという事が今の状態に繋がっていると思います。

【現在の課題を教えてください。】
課題はたくさんあるので特別これといった事は言えませんが、重要な場面での精神的な部分をもっと強くしていかなければいけないと思います。

【これからの目標をお願いします。】
今シーズン残り少なくなってきましたが、また一軍に上がって少しでも多く登板できるように頑張りたいです。

【最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。】
また早く一軍に上がって、投げてる姿をお見せしたいと思いますので応援よろしくお願いします!


 2005.9.1 神奈川新聞デイリーベイスターズ
◆秦が勝ち投手逃す
 秦が大量援護をもらいながら、あと1人で勝ち投手を逃した。三回まで無失点。
だが、四回に栗原に2ランを浴びると、五回は二死から四球を出し、新井に2点本塁打を被弾。
続く前田に二塁打を放たれたところで交代となった。
 約2カ月ぶりの先発白星を目前にしていただけに、秦は「走者を出してからの投球が課題。大量点を取ってもらったのに申し訳ないです」とがっくり。
牛島監督は「あと1つの難しさを知ってくれたのではないか」と話していた。


 2005.8.31 ベンチリポート
 【今日のピッチング】
「今日は立ち上がりストレートが走っていたが、ランナーを出してからのピッチングが課題です。
 大量点を取ってもらったのにこんなピッチングをしたのではチームに申し訳ないです。」



 2005.8.17 週刊ベースボール
WEEKLY TOPICS 難役を務めた右腕
 佐々木の故郷でのラスト登板となった8月9日の巨人戦(フルキャスト)で、秦裕二投手が難しい役回りを無事に務めた。
 今季初先発は、六番・清原の第一打席にワンポイント登板する佐々木までの"つなぎ役”。
本来の先発は門倉だったが、清原との対戦を熱望する佐々木の願いを牛島監督が聞き入れ、敗戦処理を担ってきた4年目の右腕に白羽の矢が立った。
 4年ぶりのAクラスがかかるペナントレースの最中、さらに、走者を貯めて佐々木にプレッシャーはかけられない。1回1/3を無失点でお役ごめんとなった秦は「特別な試合で投げさせてもらい光栄。こういう緊張感を味わうこともなかなかないですからと、安堵の表情を作った。」



 2005.8.10 神奈川新聞デイリーベイスターズ
◆秦が難役果たす
 8日に急きょ先発を告げられた秦は、二回無死一塁で清原を迎えたところで佐々木と交代した。
難しい役を任せられたが何とか無失点で終わり、ほっとした様子だった。
 秦は「特別な試合で投げさせてもらって光栄。こういう緊張感のある中で投げることはなかなかない。中1日でも問題なかった」と振り返っていた。


BSマイク 野村投手コーチ 秦は1試合でも多く放って技術をつかんでくれたらと思っている。門倉はこういう状況の中でよく投げてくれた。


 2005.7.3 ベンチリポート
 【今日のピッチング】
「今日は全体的に球が高かった。まだまだ甘いですね。もっと頑張るしかありません」


 2005.6.23 広報リポート
 2回を投げ、見事無失点に抑えた秦選手ですが「今日も腕を振って投げることが出来ました。」とコメントしてくれました。
自信溢れる表情がとても頼もしく見えました。次回の登板を楽しみにしたいと思います。


 2005.6.18 日刊スポーツ
秦02年以来白星、横浜5割復帰
 今季初先発の横浜秦が、入団した02年以来の白星を手にした。
22歳の若武者らしくキレのある直球で、攻め抜いた。失点は抜けた変化球を礒部に本塁打された2点だけ。
6回2安打の好投だった。
 交流戦予備日で回ってきたチャンス。ものにしようと必死だった。
14日、ソフトバンク杉内の快投を見て、自身のイメージと重ね合わせた。
「びっくりするスピードはないけど、腕の振りが大きく球持ちがいいので、打ち取れる」。
そのスタイルは、まさに継続して取り組んできた課題でもあった。
秋季キャンプから野村、吉田両投手コーチとシャドーピッチングを続けた。
「夜遅くまで付き合っていただいた。何とか2人に恩返ししないといけませんから」。
開幕前にファーム落ちしたが、師の教えを守り、この日に備えた。
チームの連敗を3で止め、一夜で5割に引き戻す価値ある1勝だった。


 2005.6.18 サンスポ
「初勝利より嬉しい」横浜・秦が3年ぶり勝利
 4年目の秦が楽天相手に今季初登板・初先発で3年ぶりの2勝目を飾った。
手元で伸びる速球にカーブ、スライダー、フォークで6回を被安打2、2失点。
「シーレックスでやってきた腕を振ることを意識して投げました。初勝利より嬉しい」という秦に、抜擢した牛島監督は「ローテ入りに加わるチャンスはある。
若手のレベルアップの中、いい刺激になっている」。楽天戦5連勝もあってご機嫌だった。



 2005.6.18 スポニチ
今季初登板の秦、3年ぶりの2勝目
 今季初登板初先発の横浜・秦が02年10月9日の広島戦(横浜)以来となるプロ2勝目を挙げた。
140キロ中盤の直球にカーブ、スライダー、フォークを織り交ぜ、楽天を6回2安打2失点。
チームの連敗を3で止め「初勝利の時は無我夢中だったんで、きょうの勝利の方がうれしい」と目を潤ませた。
 昨秋の沖縄・宜野湾キャンプで牛島監督から右ひざの使い方を指摘された。
投球動作の際に右ひざを深く折り曲げる傾向があるため、テーピングで右ひざ周辺を固定し投げることもあった。
またキャンプ中の夕食後には野村、吉田両投手コーチが三浦の投球フォームを録画したビデオを見せるなど徹底指導。
その成果がやっと表れた。
 チームは再び勝率5割復帰。“孝行息子”に牛島監督は「本当によく投げてくれた」と称えていた。


 2005.6.18 スポーツ報知
秦、今季初先発で3年ぶり勝利
 今季初先発の4年目右腕・秦が6回2安打2失点の好投でプロ2勝目をつかんだ。
「本当にうれしいです。きょうは野手の方に打って、守ってもらって感謝してます」
2002年10月9日の広島戦(横浜)以来、3年ぶりの勝利に声も震えがちだった。
 高卒新人がルーキーイヤーに白星を挙げたのは球団では94年の大家(現ブルワーズ)以来。
しかし、そこからが長かった。
「制球を意識しすぎて、腕が振れなくなっていた」
秦のフォーム矯正に乗り出したのは、昨秋就任した牛島監督だ。
右ひざが曲がり、体重移動がうまくいっていないことを指摘。
「自分では気付いていなかった。魔法みたいな感じでした」
 春季キャンプでは野村投手コーチがつきっきりで、トリが羽ばたく動作や、めんこをたたきつける動作をさせて、腕の振りを体に染みこませた。
「やっと恩返しができました」横浜投手陣にまた一人、若武者が加わった。(


 2005.6.18 神奈川新聞デイリーベイスターズ
フルマーク 〜悩みぬいてつかんだ白星〜

 今季初先発の秦が3年ぶりの勝利。福岡で3連杯した沈滞ムードを消し去ってくれた。
 三回、投手紀藤に初安打を許し、続く磯部に逆転の2ランを浴びたが、安打、失点ともこの回のみ。
「腕を振ることだけを考えた」という無欲の投球は直球の切れを引き出し、凡打の山を築いた。
 努力が実を結んだ
。昨年の秋季キャンプ。牛島監督に、投球時に右ひざが折れて力を伝え切れていないことを指摘され、修正してきた。
春の沖縄では宿舎前で毎晩のように2時間以上、シャドーピッチング。
指揮官は「秋から取り組んできた中で徐々に直球の切れがよくなっていた。これならば抑えられると思って出したが、期待に応えてくれたよ」と喜んだ。
 悩み抜きながら得た白星だから格別なのだろう。
「初勝利よりうれしい。あのときはまだ無我夢中でしたから」。
ルーキーだった2002年、横浜では8年ぶりの高卒新人勝利だったが、それよりも大きい勝ちと感じている。
 先発陣がそろっているので機会は限られそうだが、牛島監督は「またチャンスを」と言った。
これで交流戦を18勝17敗とし、目標の5割以上を決めた。



 2005.6.17 大矢陽子のウォッチングリポート
「兄貴と羊の物語」
 ハマスタでの交流戦は今日で最後!白星で飾りました☆
o(^−^)o

 先発は今季初登板の秦投手。6回2失点とナイスピッチ!約2年半ぶりの勝利をあげました。
昨年の秋と今年の春のキャンプはベイスターズでしたが、開幕後はシーレックスでの調整が続きました。
「腕を振ることだけを考えて投げた」というピッチングに先輩選手の援護弾、ふだん秦投手を「おい、羊!」と呼ぶ佐伯選手も3ラン♪
ホームラン後、ベンチに戻ってきた佐伯選手に「頑張れ!」と声をかけられた秦投手。その後一気に波に乗りました!
 羊?頼れる兄貴・佐伯選手は秦投手の「顔が羊に似てるやろ」とキャンプ中から言っていて、胸に「羊」と一文字書いたTシャツを作っていました。
「似てないっすよ」と言いながらどこか嬉しそうに着ている秦投手。
今日のヒーローインタビューはそんな二人の関係を思いながら聞きました。
みなさんは、秦投手が羊に似ていると思いますか?
 今回の写真から伝わるのは、“爽やかボーイそのもの!”っていうことです!
(^O^)/


 2005.6.17 広報リポート
 今日のヒーロー、今シーズン初登板初先発の秦選手は『腕をしっかり振ることだけを考えていました。投球フォームも身についてきました』とコメントをくれましたが、3年ぶりのプロ2勝目。
試合後に少し話を聞いたのですが、ポツリと「疲れました」と一言。
しかしその顔はすがすがしい疲労感が漂っていました。



 2005.6.17 ベンチリポート
 【今日のピッチング】
「今日の課題は腕をしっかり振る事で、自分なりに出来たと思う。キャンプから続けてきた投球フォームも身についてきた。
 野手の皆さんに助けられながら何とか投げられました。
 反省としては、全体的にボールが高く、点を取ってもらった後の本塁打ですね。」



 2005.6.12 広報リポート
 今日からベイスターズに上がってきた秦選手に話を聞いてみました。
「腕が振れるようになったのでだいぶ良くなりました。」と笑顔で答えてくれました。
今まで何人かベイスターズに上がってきた選手がいますが、どの選手も調子が良くて上がってきているし、苦労もしてきています。
これからまた上がってくる選手に期待したいですね。


 2005.6.12 日刊スポーツ 河野祥一郎ブログ「今週のイチ押し!」
◆キラリ君=ロッテ竹原直隆外野手(25=三菱自動車岡崎)
 松坂世代のスラッガー。9日の対湘南戦で2試合連発、新人ながら一番乗りの10号本塁打を放つ。
湘南の秦投手は「パワーのある新人。将来楽しみな打者」と苦笑い。



 2005.6.9 若き王者たち
【今日のピッチングを振り返っていかがでしょうか。】
あまり調子は良くなかったのですが、悪いなりにもなんとか抑えられたのが良かったです。

【最近良い内容のピッチングが続いていますが、その要因は何だとお考えですか?】
フォームが安定してきたのと、毎回課題を持って投げていたことが、このような良い結果に繋がっていると思います。

【今季が始まってから現在までを振り返っていかがでしょうか。】
最初のほうは全く調子が良くなくて、コーチ陣にいろいろ指摘されていた部分がありました。
しかし5月の初めに先発に戻ってから良い結果を残せていて、それが現在の好調に繋がっていますし、シーズン初めの不調や、中継ぎで投げた経験が現在の登板に生きていると思います。

【昨年と比べて技術面、精神面で何か変わったことはありますか?】
去年までは妥協をする部分というのが多少なりともあったと思うのですが、今年はそういう部分がなくなってきましたね。

【1軍での登板に向けての思いはありますか?】
こればっかりは1軍の監督・コーチが決めることなので、自分は今の好調を継続していくことしか考えていません。
登板する機会をもらった時は、1軍だからといって特別な意識は持たず、落ち着いて自分のピッチングをしたいです。

【最後に今後の目標をお願いします。】
まずは今までの事を継続していき、現在の調子を維持する事が目標です。また、見に来て下さるファンの皆様に喜んでもらえるようなピッチングをしていきたいです。



 2005.5.20 広報リポート
 今日はシーレックスからバッティング投手として、染田選手と秦選手が練習に参加していました。
染田選手は「投げるタイミングを課題にして投げましたが、まだまだこれからですね」とのことでした。
一方の秦選手は「身体を使って大きく腕を振れるように心がけて投げました。まずまずの感じで投げられました」とのこと。
キャンプからオープン戦とベイスターズの方でプレーしていた2人ですから、今後ベイスターズの力となってくれる日を楽しみにしたいですね。


 2005.4.10 若き王者たち
【本日の投球を振り返っていただけますか?】
 今日は打線の援護があったので、余裕を持って楽に投げることが出来ました。
インコースも上手く使えましたし、自分でも納得のいく投球でした。

【本日の登板で特に意識していたことは何ですか?】
 最近ちょっと腕が振れていなかったので、今日は腕の振りを意識して投げました。
それがいい結果に繋がったのだと思います。
風が強かったのですが、普段通りの投球を心がけました。
意識をしすぎると逆によくないですからね。
とにかく攻めることだけを考えていました。

【キャンプから取り組んできたことは、今シーズンどのような成果となって表れていますか?】
 キャンプから投球フォームに重点を置いて取り組んできたのですが、その成果がだいぶ形になってきました。
特に腕の振りを強くすることで打者はボールが見えにくくなりますからね。
大きく変えたわけではないのですが、キャンプの成果が徐々に実戦でも発揮されてきていると思います。

【昨シーズン身に付けたいと言っていたフォークについてはいかがですか?】
 フォークは決め球として使うことはもちろん、カウントを取る手段としても使えますからね。
まだ完璧ではないので、たくさん投げ込んで自分の武器にしたいです!

【今後の抱負をお願いします。】
 1軍に上がって勝利することは当然の目標なのですが、ファンの皆さんが盛り上がってくれるようなゲームをしなければならないと思っています。
投球についての課題を克服することはもちろん、できるだけファンサービスをやっていこうという意識は強いです。
1日も早くベイスターズに上がって勝利に貢献したいと思っているので、これからも応援よろしくお願いします!



 2005.4.6 週刊ベースボール
LOCKER ROOM
 初登板は02年の8月の甲子園でした。
高校時代のセンバツに出ていたので、マウンド自体は投げやすかった。
ただ球場の雰囲気はやっぱり別格。
阪神ファン一色のスタンドで高校野球とは比べ物にならない。
あの中で抑えたのは本当に自信になりましたから。
 驚いたのはリリーフカーに乗るときのこと。
球場の係りの方に「カーテン閉めていきますか?」と聞かれたんです。
何のことか分からずにキョトンとしていると「ビールやら水やらが結構、飛んでくるんですよ」と。
まさに“プロの洗礼”ですよね。



 2005.3.19 神奈川新聞デイリーベイスターズ
◆土居、秦は湘南降格
 横浜ベイスターズは18日、横浜スタジアムで練習を行った。
投手陣のみが参加し、19日の日本ハム戦(横浜)に登板予定の三浦をはじめ、斎藤らがランニングなど軽めのメニューで調整した。
 15日のオリックス戦で5回8失点と不調だった吉見は、20日に2軍の湘南で登板予定となった。
ローテーション入りの瀬戸際に立ち、「しっかり投げたい」と気合を入れていた。
また、土居、秦の湘南降格も決まった。



  
2005.3.11 神奈川新聞デイリーベイスターズ
◆投手陣の防御率2.00
 三浦以降の投手も走者を背負いながら要所を締め、楽天打線を完封した。
 加藤は4日のソフトバンク戦で打球を右腕に受けた影響を感じさせなかった。
1安打1四球で二死一、三塁とされたが、空振り三振に仕留めて無失点に。
六回からマウンドの土居は先頭に二塁打を浴びたが、二走の大きなリードを見逃さずにけん制で刺し、2回を零封。
湘南から呼ばれた秦も九回を打者3人で締めくくった。


  2005.3.2 神奈川新聞デイリーベイスターズ
◆横浜スタジアムで今季、初練習
 横浜ベイスターズは1日、今季初めて本拠地の横浜スタジアムで練習を行った。
2日も同スタジアムで調整し、4日から始まるオープン戦遠征に備える。
 全体練習は午前10時にスタート。
投手陣は4日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で登板が予定される三浦、加藤らが軽めに体を動かし、マシン相手のバント練習も行った。
野手はフリー打撃で快音を響かせた。
 オープン戦序盤の遠征には帯同しない佐々木は横須賀で別調整。
また、宜野湾キャンプに参加していた村西、秦の湘南への降格が決まった。
 牛島監督は「シートノックをやりたかったが、この寒さで故障者が出る可能性もあったので中止した。秦、村西はオープン戦では投げる機会がない。湘南で投げてチャンスをつかんでほしい」と話した。



  2005.2.21 横浜ベイスターズオフィシャルサイト
☆2/20(日)春季キャンプリポート☆

 雨のため屋外で思いっきり練習ができない日々。
そんな中、今日の投手陣では吉川選手がブルペンで熱の入ったピッチングを見せていました。
吉田コーチも「身体の使い方がよくなってきた」とコメント。
また夜間も連日シャドーピッチングでフォームチェックを行っていますが、吉川選手以外にも三浦、秦、村西各選手が休まず行っています。


  2005.2.17 神奈川新聞デイリーベイスターズ
◆シート打撃に主力登場
 横浜ベイスターズの沖縄宜野湾春季キャンプは16日、第4クール第2日の練習を宜野湾市立野球場などで行った。
練習開始直後、雨に見舞われたため、シート打撃などの時間帯を変更したが、ほぼ予定通りに練習メニューを終えた。
 佐伯、多村ら主力が顔をそろえたシート打撃には土肥、吉見、新外国人右腕クルーン、秦がマウンドに登場した。
土肥は打者8人に対し、安打は多村の中越え二塁打だけに抑える力投。
クルーンは打者7人と対戦し、2四球を与えたが、無安打投球。
村田からこの日最速の151キロの直球で三振を奪うなどの好投を見せた。


 2005.2.11 スポーツ報知
◆若手投手ボロボロ…牛島監督キレた
 第3クール初日の10日、横浜が初の紅白戦を行った。
しかし、牛島監督が期待する若手投手陣はことごとく炎上。
「(問題点を)修正しないと、今日の若手は1軍に残れない」と指揮官は怒りを爆発させた。
 「飛ばないボール」を使った練習試合。
秦が、吉川が、牛田が、次々にアーチを浴びた。
昨秋のキャンプで監督が付きっきりで指導してきただけに、落胆は隠せない。
「1イニングを抑えた次の回、力が入って打たれている。自分の気持ちをコントロールしないと1軍には残っていけない」と切って捨てた。

 1軍の投手枠は12人の予定。
三浦、門倉の両ベテランがブルペンで300球を超える投げ合いをしていただけに、余計に若手のふがいなさが目立った。
15日、阪神との練習試合でも、この日のメンバーが登板する予定。
残されたチャンスを、必死でつかむしかない。



  2005.2.11 神奈川新聞デイリーベイスターズ

◆6本塁打浴びた投手陣
 投手有利と言われるキャンプ序盤、しかも使用球は「飛ばないボール」。しかし、紅白戦は正反対の結果となった。
 四回一死一、二塁。打球音が響いた直後、右腕吉川はしゃがみ込み、紅組4番の村田は悠々と本塁に帰ってきた。
 「内のスライダー。一発は意識していない。やるべきことをやっているだけ」と平然とする村田。
この和製大砲の3ランだけでなく、昨年10月末に手術を受けて2軍での練習を余儀なくされている内川にも本塁打が出るなど、6本のアーチが描かれた。
 ホームから中堅へ吹いた強風の影響もあった。だが、試合後の野村投手コーチの表情は険しい。
「キャンプ中盤で疲れはあるだろうけど、打たれ方がよくない」
 2回7失点の秦は、吉村に2ランを被弾した後、四球を挟んで再び鶴岡に2点本塁打をもらった。
牛島監督は二死無走者で内川に一発を浴びた土居に「せっかく二死を取って初球のボール球を振ってくれたのに、大切にいってほしかった」。
 もちろん、ここで結果を求めるのは性急だ。
牛島監督は「秋からの成果は出ている。(今回の紅白戦を)今後に生かしてくれる投球を見たい」。
この日登板した8投手のうち6投手が秋のキャンプを経験している。牛島監督の願いも、それだけ強い。



  2005.2.7 横浜ベイスターズオフィシャルサイト

☆2/6(日)春季キャンプリポート☆
 今日の宜野湾キャンプでは投手・打者ともに若手主体のシート打撃が行われました。
投手は堤内、土居、村西、吉川、牛田、秦の6選手が登板。
それぞれが課題を確認し、それに取り組む姿勢が、シート打撃登板後すぐにブルペンヘ向かう姿に映し出されていました。



  2005.1.31 神奈川新聞デイリーベイスターズ

 きょう沖縄入り
◆1、2軍同時スタートは初めて
 横浜ベイスターズは31日にキャンプ地の沖縄入りする。
1軍は宜野湾市立野球場で2月27日まで、2軍は嘉手納野球場で20日まで行う。
1、2軍が沖縄で同時にキャンプをスタートするのは球団初。
 沖縄入りを翌日に控えた30日も、主力、若手らが横須賀市長浦町のベイスターズ総合グラウンドで自主トレーニングを行ったが、ほとんどが午前中に終了。
約1カ月にわたるキャンプのための荷造りに追われた。
 キャンプ初日の1日には、村田ら1軍の若手も参加して2軍の紅白戦を実施する。
登板が予定されている秦が「順調にきています」と話すなど、各選手は本格化するトレーニングに向けて意欲十分だった。



  2005.1.22 神奈川新聞デイリーベイスターズ
◆1軍キャンプ メンバー発表
 1軍キャンプは1日から27日まで宜野湾市立野球場で、2軍の湘南シーレックスのキャンプは1日から20日まで嘉手納野球場で行われる。
1、2軍が同時に沖縄でキャンプを開始するのは初の試みで、競争意識の向上と戦力の底上げが狙い。
土日は休養日に当てず、ファンサービスも図っていくという。
 1軍キャンプのメンバーは次の通り。
 【投手】吉川、川村、加藤、三浦、染田、木塚、吉見、佐々木、門倉、土居、秦、土肥、牛田、村西、クルーン、堤内、セドリック
 【捕手】相川、小田嶋、鶴岡、武山
 【内野手】万永、種田、北川、石井、佐伯、藤田、村田、吉村、ウィット、野中
 【外野手】金城、多村、鈴木、田中一、古木、小池

◆三浦ら11選手が長岡市を訪問
 新潟県中越地震被災地の子どもたちを元気付けようと、横浜ベイスターズ選手有志が行う野球教室などの概要が発表された。
 参加するのは三浦、鈴木、川村、山田、木塚、相川、鶴岡、小池、秦、河野、吉川の計11選手。
23日に新潟・長岡市を訪問。午前は市内でトークショーを行い、午後は体育館に、地元の少年団を招いて野球教室を開催する予定。



  2005.1.16 神奈川新聞デイリーベイスターズ
◆「初心に戻り、がむしゃらに」
 7日から横浜市内の公園で始動していた横浜ベイスターズの秦裕二投手(21)が15日、横須賀市長浦町のベイスターズ総合グラウンドに移動し、精力的に自主トレを行った。
 「初心に戻って、がむしゃらにやるしかない」。2002年にルーキーで挙げた初勝利以来遠ざかっている勝ち星を、4年目のシーズンで何とかつかみたい。
 この日は、例年より早く入ったブルペンで、1球、1球、感触を確かめるように20球の立ち投げを行った。
 「右ひざの使い方、ボールを放す角度を注意しました」。
昨年の秋季キャンプで牛島新監督が指導したフォームを実践していた。
軸足が曲がって体重が乗らない欠点を直し「右足内転筋の使い方をいつも意識するように」。
指揮官の言葉を胸にオフは筋トレ、7日からは三浦らと坂道ダッシュなどの走り込みを十分にこなしてきた。
 02年に横浜の高卒ルーキーとして8年ぶりに先発初勝利を挙げた。
しかし、03、04年の1軍登板は13試合。
「考えすぎてしまい、悩んでしまった」と秦。
 だが、今季は那須野、染田の、即戦力と期待される自由獲得枠投手が入団。
「何も考えず1年目のときと同じように、がむしゃらにいく」。
プロ3年間を過ごしてきた意地で、負けるわけにはいかない。